あたしの好きな人は…


「雪くらいで、一人で帰れるよー」
 
恵介を追い越そうと勢いよく
歩き出しす
 
が…
 
「わっ!!!」
 
「ほら見ろ、バーカ」
 
勢いよ過ぎて滑りそうなところを
恵介が支えてくれた
 
「あ、ありがと」
 
「お前、鈍臭いからな。ん」
 
差し出された左手を握る
 
傍から見るとあたし達は何に
見えるのかな
 
…やっぱ兄弟か
となるとあたしは姉で恵介は弟だね
出来の悪い弟を持つと大変で…
なぁんて
 
「くっくっく」
 
「おい、ブス一人で笑ってんなよ」
 
なっ、ブス?
 
「あんたねぇ、弟のくせにブスだなんて…
 
「誰が弟だ、誰がっ。俺と
お前じゃどー見たってお前が妹だろーが」
 
「何で、落ちついてるあたしが姉でしょ」
 
「「………」」
 
「「ぷっ」」