あたしの好きな人は…


ちゃんと話さなきゃな…
 
「胡桃が帰って来た日…、目の前が真っ暗になった。要ともう過ごせない…。アイツの傷が残ってる以上別れ話をしたら必ず要に何かするはずだしそれは避けたかった。だから、アイツから誘われた時チャンスだと思ったんだ…」
 
「…傷跡を確かめる、のですか?」
 
「あぁ。アイツは自分が一番だから絶対に治してると思った」
 
「そしたら本当にキレイになってた…」
 
「笑そうになったよ。何年も縛られたのは何だったのか…。けど、アイツの言う通り俺も所詮男だった。傷跡が無くてホッとしたのか…止まらなかった。俺は何度も何度も…
 
「もういいですっ」
 
そう言いながら要は俺の方に向き直り顔を胸に埋めた
 
「何度泣かせたか…それでも俺をみてくれる要を…愛しいと思った」
 
「…せんぱ…い」
 
「ツラい想いさせて本当にごめん。俺は、お前が好きだ…。ずっと、ずっと好きだった」
 
要の目から涙が溢れ出る