あたしの好きな人は…


飲み物を持って部屋のドアを開けると電気が付いてない
 
…要?
 
部屋の入り口付近にあるスイッチを押すと目の前に要が突っ立ている
 
「何、電気も付けないでどうした?」
 
 
「…あたし、またここに来れたんですね」
 
あ、、、
そうか…前に来た時は俺が酷いことして追い出したんだ
 
俺は後ろから要を力いっぱい抱きしめた
 
「…ごめん
 
今さら言い訳にしか聞こえないと思うけど…胡桃が事故った時、別れ話をするつもりだったのに言えなかった。体に傷跡が残るなんて聞かされたらショックだったと思し、俺のせいで絡まれての事故だからそばにいてやらなきゃいけないって…。
『胡桃』って言う鎖に縛られながらお前に出会った。俺にとって要と過ごした時間は何もかも忘れられて楽しかったよ」
 
 
 
「…先輩は優しかっただけです」