「今日はこれでお終い。毎日
消毒して、1週間後にまた診せに来て」
使った器具を消毒液にガチャガチャ入れながら言った
「ありがとうございました」
「彼女」
出て行こうとした時、要が先生に呼び止められた
「あ、はい」
「自分を責めちゃいけないよ。彼にしてみたら君を庇った名誉ある傷だ。
しかしイケメンの彼氏を持つと大変だなぁ。はっはっはっ」
この医者、内心楽しんでるな…
「そーゆー事だから帰るぞ」
「…はい。あ、カバン持ちます」
そう言って自分のカバンと俺の
カバンと二つ持って歩き出す
要は俺の少し前を歩いて急に立ち止まりクルッと回ると深々と頭を下た
「先輩、今日は本当にごめんなさい。そしてありがとうございました」
「…要?」
どうしたんだ、急に…
「あたしってば泣くばっかりでちゃんと謝ってなかったんで…。
あたしを庇ってケガさせてごめんなさいと庇ってくれてありがとうございました」

