「どうとでも言えよ」
俺にはもう、そんな嘘は通じない
「せ、先輩。ここで傷跡を見せるなんて…そんな事しなくても」
俺に詰め寄る要
「本当?間宮さん」
「体に傷跡が残るなんて…耐えられない気持ちわかります。だから篠原先輩も見せて頂かなくていいんで」
「本当に優しいな、要は」
要に笑いかけながら言った
「けど、胡桃傷は見せてもらう。俺が気付かないとでも思ったか?お前が4年ぶりに帰って来た日、恥ずかしいから電気は付けるなだの、傷跡が残ってるから足には触るなだの言ってたけどお前が気付かないように確認したんだよ」
要の前でこんな話はしたくないけど…仕方ない
「何の話です、か?」
要は首を傾げている
話の趣旨がわからないなら
わからないままでいてくれ
「足の傷は綺麗に無くなってた」
俺の話と要の様子を見て胡桃が
ニヤついた
「…そう、あの時触ったの。間宮さん、アツの言った意味わかる?わからないなら教えてあげる。
アツはね、あたしとのエッチの
最中に足の傷を確認したって事。その時にはあんたら二人、いい感じだったんでしょ?なのに、あたしが帰国した日あたし達は一晩中エッチしたんだから」
胡桃が高笑いしながら要に話した
………グッ
要が後ずさりし出す
俺は要の腕をパッと掴んだ
「後で説明する。だから今は俺を信じてここにいてくれ」
今言える精一杯の言葉だった

