「なっ、、、どこがいいわけ?顔だってスタイルだってあたしのが上なのに。それに、あたしには足の傷が…。あの時アツはあたしと一緒にいてくれるって言ったでしょ」
…結局そこなんだよ
「あの時は、だろ?」
この意味が理解できるか?
胡桃の表情を見れば理解できたことはわかるな
「何言ってるの?意味わかんない」
「あの時の事故は自分で起こしたんだろ」
「………」
胡桃は何も言い返せないでいる
「先輩、待って下さい。自分で事故を起こしたって…?」
「あの事故は俺が胡桃から離れない為の自作自演なんだよ。胡桃に絡んでた上級生は在校生じゃなく雇われた人間だった。そして、傷跡が残ることを理由に俺が離れていかないとわかったお前は退院してから留学したよな?あれは留学じゃなくて足の傷を治しに行ったんだろ」
咄嗟に胡桃は手で顔を覆い泣き出した
正確には泣き真似をした
「ひどいよ、アツ。あたしの事そんな風に見てたなんて」
「なら、今ここで足の傷見せてみろよ」
「事故で傷跡が残ったんだよっ。女の子ならそんなの耐えられないのに、それをここで…しかも間宮さんにも見せろだなんて…男としてサイテー」

