その抱えている物を見ると受験に使う参考書と赤本だった
俺の?
「何勝手にカバン開けてんだよ、それ返せ」
取り返そうと手を伸ばすも上手く交わされて取り返えせない
「何でアツがこんな物持ってるの?これじゃ、進学するみたいじゃない。…まさか、今先生に呼ばれたのってこの事?アツ、進学するの?」
「…お前には関係ない」
「関係ないことないでしょ、
あたしはアツの彼女だよっ」
…彼女か…
「フッ…。それも、もう終わりだ」
「…え?」
目を丸くして俺を見ている
あの時からずいぶん遅くなったけど、やっと言えた
「俺は留学はしないで教師になるんだ。お前ともきっぱり別れる」
「ちょ、ちょっと待ってよ。あたしもアツと留学するつもりで準備もしてたのに…。昔、一緒に留学しようねって話してたじゃない。なのに、留学もしないであたしとも別れるなんて…急に言わないでよ」

