あたしの好きな人は…


「昨日は悪かった。俺、また要を
傷付けたよな…」
 
少しだけ声のトーンが下がった
気がした
 
先輩が謝ったのは昨日あたしを
抱きしめたこと?それとも置いて行ったこと?
 
あたしはあと何回泣いたらこの
ドキドキから解放されるのかな…
 
「いえ、大丈夫です」
 
「おーい、敦郎ー」
 
遠くで友達が先輩を探している
 
「リレー出るんだろ?応援してるから」
 
それだけ言って去って行った
 
 
早く鳴り止め、心臓っ
 
泣いてばかりなのに、関わらないって決めたのに…ドキドキするなんて
 
あたしはどれだけ先輩が好きなんだよ…