あたしの好きな人は…


いくら水沢の事があったって
やりすぎだろ…
 
しかも泣いてるのに
気付かないなんて
 
手で顔を覆って泣いている彼女に布団を掛けて謝ろうとした時、
 
彼女は身体を小さくビクつかせた
 
 
…怯えてる
 
 
そりゃそうだよな…
 
俺は自分自身に呆れた
 
「…悪かった。もうしないから
泣くな」
 
泣かせるつもりじゃなかった
 
夏祭りの夜、あんな事を言ったのに会いに来てくれた
 
すごく嬉しかったのに、みっともないヤキモチで俺は要を傷付けた
 
 
「…服着たら、帰れ」
 
 
 
黙って帰ると思ったのに要からの返事は意外なものー
 
「…嫌です」