あたしの好きな人は…


「じゃあ次の委員会は1週間後
だから。お疲れ様、解散」
 
先生の合図と共にみんな教室を
出て行く
 
「行くよ、間宮さん」
 
「うん」
 
水沢くんの後ろを歩いていると
昇降口に敦郎先輩を待っている
彼女がいた
 
けど、少し離れた所で水沢くんは見ているだけ
 
「ね、ねぇ行かないの?」
 
後ろから覗き込むように聞いた
あたしにニッコリ笑って
 
「焦らないで待って」
 
…その笑顔を見て、実はこの人
ものすごくモテるんではないか、
と頭に浮かんだ
 
「ほら、来た」
 
彼女の元へ来たのは敦郎先輩
と言うより、正確には靴を履き替えに来る敦郎先輩を待ち伏せしていた感じ
 
「アツぅ、遅かったね。待ちくたびれちゃったぁ。ね、今日アツん家行っていい?」
 
「ダメ」
 
「ぷっ、即答」
 
先輩達のやり取りを見て
笑っている水沢くん