今日からまた学校かぁ、めんどくさいなぁ…
あれ、あそこ歩いてるのはアツ?と隣の子は誰だ?
あの後ろ姿は間宮でもないし…
やけにベタベタしてるな
てゆーか、間宮とはどーなったんだよ
ちょっと様子見に行くか
「アツ、久しぶり」
俺はアツの隣の子の顔を伺うと…
「…え?」
ウソだろ…
「あー、海里くん。久しぶりだね、あたしのこと覚えてる?」
「…もちろんだよ。
いつ戻って来たの」
「えーっと8月の半ばだったかな。帰って来てすぐアツに会いに行っちゃった。そしたらね、アツもあたしを迎えに来てくれてたの。連絡してなかったのにだよ。これって運命だよね」
「そ、そうだね」
「じゃあ、あたし職員室に挨拶
行くからまたあとでね」
軽快な足取りで職員室に向かう
彼女を俺は知っている