「亜子おはよー」
 
「おはよ。今日は早いね」
 
「幽霊の正体を確かめにね。
やっぱり幽霊じゃなかったよ。あの幽霊、屋上のカギ持ってたの」
 
「ちょ、ちょっと待って。
幽霊じゃなかったのに幽霊?」
 
あたしは屋上での経緯を話した
 
「で、その幽霊名前は何て言うの?」
 
「………さぁ?」
 
亜子は手で顔を覆いながら溜め息まじりに
 
「あんた、早起きまでして何やってんの」
 
「聞こうと思ったらチャイムが鳴ったの」
 
「はいはい。ほら恵介にも教えてあげなきゃ。昨日、迷惑かけたんでしょ。てゆーか、高校生にもなって同じ部屋で寝るなんてあり得ない。間違いがあってからじゃ遅いんだからね」
 
「…亜子、お母さんみたい。それに間違いなんて起こるわけないよ。あたしと恵介だよ?保育園から一緒なんだから弟みたいなもんよ」
 
と言い鼻でフフンと笑ってみせた
 
「…どーだか」