「夏休み、暇なら俺と遊ぼうよ」 この人は… 「暇じゃありません、バイトが あるので」 「じゃあ、亜子ちゃん」 女の子なら誰でもいいのか 「あたしは彼氏がいるので」 「なぁんだ、二人にフラれちゃった。残念…、じゃ、夏休み満喫してね」 軽快な足取りで帰ってく桜井先輩を見ながら 「あの人の彼女は苦労するね」 「…だね」 そんな話をして亜子とも別れた バイトを終えて家に帰る途中 コンビニに寄ると恵介がいて… 「…よぉ」 「久しぶりだね」