食べてみるとテレビに出るほどの有名レストラン
美味しくない訳がない
「おぉいしぃー」
箸が進む、進む
「よかったぁ、要ちゃんに喜んでもらえて。頑張って作った甲斐があったわぁ。美香も敦郎も全然食べてくれないんだもの」
「敦郎先輩の作ってくれたお弁当も美味しかったですけど、お母さんが作ったこのミートボールも美味しいです」
「…母さんより俺が作る方が上手い」
「敦郎先輩のお弁当も美味しかったですよ?でも、いつから料理をしてたんですか?」
「確か…物心付いた時から包丁を握ってたわね。昔からあまり喋らない子だったから包丁で指切っても痛いとも言わないんだもの」
「あたしもお母さんも大騒ぎしたよね」
わいわいと家族の話をしている先輩達を見て何だか温かい気持ちになった
「…要?」
俯くあたしを心配そうに覗く先輩

