「おばちゃんのご飯は相変わらず
最高だね」
 
「最近、要ちゃん来ないから寂しかったのよぉ」
 
「来ない方が静かでいいよ」
 
恵介は悪態つきながら唐揚げを頬張る
 
「おばちゃん、これの作り方教えて」
 
「いいわよ。じゃあ、食べたら
一緒に作ろうか」
 
「おい、二人して俺の話は無視か」
 
 
それからおばちゃんに料理を
教えてもらって今は恵介の部屋
 
「いつも恵介のベッド占領して
ごめんね。あたし布団で寝るよ?」
 
「バーカ、んなの気にすんな」
 
恵介は文句言いながらも優しい
 
昔から泊まりにくると自分のベッドをあたしに貸してくれて恵介は隣に布団を引いてそこで寝る