あたしの好きな人は…


「俺がアツを裏切るわけないだろー。間宮何とかしろよ」
 
さすがにかわいそうになってきた
ので
 
「敦郎先輩、ただの冗談ですから
気にしないで下さい」
 
なだめるつもりで言ったのに…
 
「冗談ならタチが悪いだろ」
 
「なら本気なら怒んないのかよ」
 
「本気なら死ね」
 
マズイ…本気で怒ってる
 
「海里、グダグダ言ってねーで
少しは俺の為に働け。次は2ー6だぞ…」
 
「わかったよぉ」
 
桜井先輩は逃げるようにコートへ
入って行った
 
その後を追うように敦郎先輩も
戻って行く
 
「…要、よそ見してんなよ」
 
敦郎先輩…本気で怒ってたけど、ヤキモチかな妬いてくれた?
 
「山下センパ~イ」
 
「こっち向いて~」
 
…あんなイケメンが
あたしごときに
 
 
まさかね…