この電車から早く降りたいこと。


いろんな人からの目線が痛い。




「まもなく〇〇。〇〇です。」




アナウンスが流れ電車の扉が開き、私は勢いよく降りた。



勢いが良すぎてしまい、今度はひとりで転んだ。



痛ったーくない。あれ。



「大丈夫? クック…アハハハ……。君面白すぎ。」



物凄く笑っているけれど支えてくれたのは、電車で私に当たってきた人だった。