えっと自分の顔に手を当てた。



「はは、冗談」



してやったりの顔で微笑む灯夜さん。
くそっ恥ずかしい!



「灯夜さんは大学生なんですか」



軽く睨みながらきくと
灯夜さんは頷いた。



「そうだ。
だから俺の授業の関係で
火曜と木曜は店の定休日。
金曜は午後から。
郁也も遊ばせてやりたいから
月に一度は不定期で週末が休みで
今日がその日」



不定休のくせに定休日の札
出してたのかよ本当にダル男だわ!



けど、この間よりたくさん話せて
意外と話しやすいひとだってことが
わかった。
定休日も教えてもらったしまた来よう。
そう思いながら俺はこの日
気づけば夕方まで灯夜さんと
おしゃべりをしていた。