生まれ変わった僕は君の妹になった

「あんた、なんでここ来たの」



ダル男にしてはまともな質問だ。
でもちょっと間の抜けた質問だ。
だってここに来る理由なんて
ジェラート食べたいからに
決まってんじゃん。



「いや、ジェラート食べたくて」



素直にそう口にすると
ダル男はへえ、と言った。



「大概あんたくらいの奴は
郁也を目当てに来るんだけど。
あんたの友達もそうだろう?
てっきりあんたもそうなんだと思った。
でもまあ、あんたの顔を見る限り
嘘を言ってるわけじゃなさそうだし?
今日は期待に応えられなくて残念だ」



全く残念そうに聞こえない。
けど、少し喋ってくれたことで
親近感を覚えた俺は
会話をしてみることにした。
盛り上がるかどうかはさて置き。