生まれ変わった僕は君の妹になった

「着いたあ!」



学校から車を走らせて5分ほどの
駅前の狭い道の隅っこにお店はあった。



駅前と言ってもそれは名ばかりで
確かに駅は見えるけれど
店がある道は狭いし店自体奥まっていて
知るひとぞ知るって感じのお店。



これはミオ、佐々くん情報に
相当根回ししているんだろうな。



「佐々くんいるかなあ?」



松本さんからもらったお金を握りしめて
ウキウキとした表情で
ミオが先にお店に入った。
俺も続いて入る。



中は小さいながらもおしゃれで
4席ほどある客席の奥、
レジ横にロッキングチェアがあり
そこに20歳くらいの男がひとり
本を読みながら座っていた。