「あおいーそろそろ起きてー?」



連休も明けて
あおいの学校が始まり
私も普段通りの仕事が始まった。



いつもの日常に戻った。



「うわわ、寝坊するとこだった!
ありがとうあかり、おはよう!!」



私立らしいおしゃれな制服に身を包み
ばたばたとあおいがかけてくる。
私は地元の公立中学校へ通っていたし
なによりもいなかだったから
制服も可愛くなかった。
もう制服は着れないくらいには
年はとったけれど
あおいがちょっとだけうらやましい。



「今日はスープとパンよ。
あおいのすきなミネストローネ」



朝ごはんを机に並べたところで
そろそろ私は家を出る時間だ。