生まれ変わった僕は君の妹になった

「…ねえ、どうしたのあかり。
そんなに黙り込んじゃって。
あ、もしかして、お腹へった?」



あおい同様、私もそこまで
あおいに恋愛の話はしない。
あおいが知っているのは中学生のときに
彼氏がいたということくらいだ。
だからあおいは、まさか私がバツビルに
こんな特別な思いをもっているなんて
知る由もない。
それでも私の様子が
いつもと違うことに気づいたのだろう。
電車の中の彼女は
少しおろおろしていた。



「あは、何でもないよあおい。
ありがとうね」



いつもどおりの笑顔を心がけて
あおいに言葉を返す。



うん、大丈夫。
私は大丈夫。