生まれ変わった僕は君の妹になった

「深海魚展があるんだって!!」



ある日、きらきらした目で
あかりが飛びついてきた。



「え?深海魚展?」



「そうよ、深海魚展!
バツビルだから
都内だし時間はかかるけれど
中学生までは入場無料なの!!」



まだ幼い俺たちは
お金をそんなに持っていない。
あかりは多少の交通費の代わりにと
入場料無料を推してきた。



「私、前からバツビルの水族館
行ってみたかったの!
深海魚展っていうのもとっても好み…
銀河さえよければ、
一緒に行きたいんだけど……」



最後の方はおもしろいほどに
もじもじし出した。
俺が深海魚に興味があるとは
思えなかったのだろうし、
遠出を嫌がると思ったのだろう。