「で?今日はなんなの」



あの後無性に灯夜さんに会いたくなって
思わずカフェに呼び出してしまった。



「いや、あ?
ひとりになりたくなくってー」
「甘えん坊な彼女みたいなセリフ
言うのやめてくれる?
可笑しすぎて笑いが止まらないから」



そんなこと真顔で言うアナタの方が
よっぽどおもろいわ。



「まあいいけど。
俺、レポート提出今朝で寝てないから
今ここで寝させてもらう。
要はひとりになりたくないんだろ?
側にいて寝てれば大丈夫なわけだ」



変な持論を説いて早速寝支度を始める。
まあ、そういうところがすきなんだけどさ。



机につっぷした顔を少し上げて
灯夜さんがこっちを見て微笑んだ。
釣られて自分も微笑んでいるのが
無意識にわかる。
ずっとこの時間が続けば良いのにな。
灯夜さんといる時間が一番安心する。