生まれ変わった僕は君の妹になった

「ご、ごめんね。
忘れものしたのね、早く取って帰りなさい?
他の先生に見つかったら
注意されちゃうだろうから」



下校時間にはうるさいのが学校だ。
うちとて例外ではない。
松崎くんは頷くと自分の机に向かった。



「あーちゃん先生」



自分の机から私を見つめる松崎くん。



「ん?なあに」
「あー、えーっと、その、タイ兄のことで」



ふっと一瞬私から視線を逸らすと
また次の瞬間には私をまっすぐ見つめる。



「大河さんがどうかしたの?」



自分は後輩なのに
名字呼びされると固いからと
本人から言われこの間から
名前呼びのタメ口になった私。



それを知ってか知らずか
松崎くんが少々驚きながらも頷いた。