生まれ変わった僕は君の妹になった

「なーんか元気なくないっすか?」



放課後教室で小テストの採点をしていたら
突然松崎くんの美形が目の前に現れた。



「わわ、松崎くん!!」



驚きすぎて思わずペンを床に落としてしまう。
だって誰もいなかったのに!
夏休みも目前に迫って短縮授業になった最近
生徒たちはすぐに帰宅してしまう。
今はもう夕暮れどきだし、部活もない今、
まさか生徒がいるなんて思わなかったわ。



「そんな驚くことじゃないですよね!?
忘れものしたんで取りにきたんです。
ホラ、俺寮住みだから、
学校ほんとに目と鼻の先って感じだし」



私の驚き具合に驚いたらしい。
しどろもどろに説明を始めた。
悪いことをしているわけではないのに
なんだか申し訳ない。