生まれ変わった僕は君の妹になった

「さっきも言ったけど最近のあおいちゃん
言葉遣いも丁寧になったし
なんだか前より女のコらしいし
絶対お兄さんに恋してるよ、でしょ!?」



ぐいぐい寄ってくるミオに曖昧に笑って
トイレに行くとごまかすと
廊下に貼りついている大鏡の前に向かった。
鏡に映った自分の顔。
どこからどう見ても女のコ。
小まめに切っていた髪の毛は
最近切らずに伸ばしている。
周りに誰もいないことを確認して
鏡に向かって微笑んでみた。



あかりにそっくりで可愛い笑顔。
島野あおいの笑顔だ。
島野あおいでありながら
家では銀河と呼ばれ続ける。
あかりの中にあおいはいない。
じゃあ一体これは。
俺は誰で、俺は何処だ。
ワタシは誰で、オレは何処だ。
私は誰で、私は何処だ。



何もわからないよ。