生まれ変わった僕は君の妹になった

「その服、どうするつもり」



少し怒りを込めた目で銀河が問う。
私は負けないくらいに強く答えた。



「捨てるのよ」



唖然とする銀河なんてお構いなしに
私はなおも続ける。



「銀河に似合う服は私の方がわかる。
こんなの、似合わないわ」



彼に背を向けて服を取りにいく私。
なにが良いかな。
やっぱりこの間買ったグレーの…



「それ返してくれる?お姉ちゃん。
私の大事なものなの」

…え?

聞き間違いかと思い振り返ると
銀河が口を抑えていた。
顔は真っ青で涙さえ浮かべている。
某然とする私を前に彼は涙を拭うと
さっと私の手から服を奪って
部屋に閉じこもってしまった。

音のなくなった部屋に時計の針だけが
ひたすらに響く。
なに、今のは。
停止した頭に疑問だけが浮かんだ。
私は貴方の【彼女】でしょう?
今のじゃまるで、まるで、

姉妹みたいじゃない。