生まれ変わった僕は君の妹になった

「は、はい、そうです。
S県のK市出身です」



言葉に詰まりつつも答える。



「やっぱり!
母校はD中学校じゃないですか?
初めてあかり先生とお会いしたときに
もしかしてと思ったんですけど
間違っていたら失礼だし
なかなかきけなかったんです」



ぱあっと明るい笑顔になった
松崎さんだけれど失礼なことに当の私は
松崎さんと面識があったことを
全く覚えていない。
ああ、ごめんなさい!



「ごめんなさい!
せっかく松崎さん私のことを
覚えていてくれているのに
私、記憶が曖昧で…
出身が同じなんて、こんなこと
滅多にないことなのに」
「ああ、いいんですよ!」



気を悪くする素振りも見せずに
松崎さんが朗らかに言った。