ばれちゃったなら仕方がないね
と笑うあおい、、いや、銀河に
私は抱きついた。
涙がとめどなく溢れた。



あの日から、あの日からずっと
私の時間は止まっていた。
私が可愛いと言った猫。
それを探して消えた銀河。
責めても責めても何も得られない。
でも自分を責めなきゃ生きていけない。
謝りたいの銀河お願い。
だけどそう願うことすら罪な気がして
私はひたすら懺悔した。



ごめんなさいごめんなさいごめんなさい



いつかもう一度会えたらそのときは
私があなたのためになりたい。
行き場のない想いを抱えて
伝えることも出来ないまま
私の時間は止まっていた。



「銀、河っごめん、なさい」



繰り返す私の懺悔に
銀河は静かに私の頭を撫でた。