生まれ変わった僕は君の妹になった

「じゃあこれあげるよ」
「だめだめ!一枚しかないのよ。
私じゃすぐになくしそう。
銀河が持っていて?」



あげようとしたら
頑なに断られてしまった。



「直さなきゃいけないけれど
私は本当だらしないもの。
思い出を無駄にしちゃったら
銀河にも申し訳ないわ。
ね、お願い」



捨ててしまった手前
より頑なになっているのだろう。
特に今回のデートは
あかりの中で特別みたいだから
きっともう引かない。



「わかった、じゃあ俺が持っとくね」



俺がそう言うと安心したように
彼女は頷いた。



「また行こうね銀河」



大切な思い出の形を丁寧に鞄に入れて
俺たちは微笑み合った。