「こんにちはー!」



もはや週一のペースで通っている
佐々ジェラート(断じて店名ではない)。



「なんだ、またお前か」



そう言うダル男こと灯夜さんも
会うごとに少しづつだけれど
物腰柔らかくなっている、気がする。



仲良くなった(?)からか
特別商品を買わなくても灯夜さんは
お店に居させてくれるし
ダルそうではあるけれど買うときには
だいぶサービスしてくれる。
関われば関わるほどに
俺は灯夜さんに良い印象をもった。



「あれ、島野さん!」



珍しいことに
奥から佐々くんが顔を覗かせた。