「気がついたね…ごめんね…もう我慢できなくなっちゃった」
彼は微笑みながら、僕を犯すのをやめずに話しかけた。
「好きなんだ…君が好き…でも、意識があると萎えちゃうんだ…ごめんね」
彼は僕の首に両手を掛けた。また僕は落とされるのだろうか。さっき初めて知ったあの瞬間の快感を思い出した。たまらない。頸動脈が再び圧迫される。ああ、やめないで、また僕を壊して。とても久しぶりに、僕は本気で他人になにかをねだった。
「絞め…て…やめちゃ…だめ…」
彼が目を見開いた。その言葉に驚いたようだった。彼の指に興奮で震えが走る。スーッと意識が遠くなっていく。
「あはぁぁ…」
再びやってきた強烈な快感に、僕はよがり声を出していた。彼はとても嬉しそうに笑った。
「ああ、ステキだ…君はとっても良い…いいよ」
落ちる瞬間にまた射精したようだったが、それも定かじゃない。再び僕は意識を失った。彼は失神した僕を凌辱し続けていた。だが、2回目の失神からは、僕がそれを求めたために、それはもう強姦ではなくなっていた。



