「あ、奏。」 奏は気だるそうにいつも通り私たちの正反対の席に座った。 ムカッ 昨日に引き続き夕飯は一緒に食べない気か! 「さくら、こっち。」 さくらの手を引き、奏の真向かいの席に移動した。 「こんばんは、奏。」 「…………。」 コイツ!! 「明日は学校だね!!」 「ウザい。」 「ウザいって何よ! 無愛想なんだから!」 奏はあっけなく無視をした。