「明日からは学校ですね。」


そうだ。

お母さんとお父さんが死んでから初めての……

学校。



みんなの対応とか怖いな。





「朝は……朝食を持っていくまででいいから楽ですね。

なんちゃって……エヘヘ……」



「……

大丈夫ですよ。

栞奈さまなら大丈夫です。」



「森田さん……」





森田さんが言うと、

なんか安心できる。




その時、ダイニングの扉が少し荒々しく開いた。