「ち、朝食を持ってきます!!」 私はドアを勢いよく閉めて厨房へ向かった。 サイテー! サイテー! サイッテーーー!! 「栞奈さま。こちらがぼっちゃんの朝食です。」 「あ……森田さん。」 「ぼっちゃん、寝起きが悪いでしょう?」 「はい!ほんっとに!!」 「ハハ……素直な方だ。」 しまった! 仕えている家の長男の悪口をさらっと…… 「すみません……」 「いいですよ。 ぼっちゃんの寝起きの悪さはこの家の者皆が知っていることですから。」 森田さんは楽しそうに笑った。