「どうされました?
もう命令は終わりですか?
執事の仕事もあまり大変ではありませんね。」
うぅ!
悔しい!
「肩!肩もんで!」
「もちろんです。」
椅子に座る私の背後に奏が立ち、
私の髪を肩の前におろした。
「では参ります。」
う……なんかくすぐったい……。
普段肩なんてもんでもらわないから分からなかったけど、
これめっちゃくすぐったい!
「そ……奏……」
「はい。もっと強くですね。」
「え、何言って……い、痛っ!
奏!きゃははは……くすぐったい……」
振りほどきたいけど、
力が強くて椅子の上から動けない。
「下克上、
っていうのもゾクゾクしますね、栞奈お嬢様。」
ゾクッ…
お、悪寒が……



