5分後、自分の部屋に戻り、夕食に行く準備をする。
奏の部屋の掃除、後でやる、って言ったのに
「もういい」って言われちゃったよ……。
サボってばっかじゃおじさんに申し訳ないよ……
「よし、さくら行こっか。」
「うん!」
メイド服から私服に着替え、私たちは食堂へ向かった。
今日のご飯何かな……。
楽しみ。
食堂に入った途端、いつもと違う光景。
奏の他にもう1人、テーブルを前に座っていた。
「おじさん!!」
「栞奈ちゃん、さくらちゃん!
久しぶりだね~、相変わらず可愛いな。ハハハ!」
おじさんは相変わらずの人懐っこい笑顔を私たちに向けた。



