「……ハァ……ハァ……」 苦しそうにする栞奈の髪をそっとかき分けた。 「まだ風邪残ってるか?」 「……うん……。」 本当に、 今日に限って妙に甘えてくる。 ヤベ…… 止まらなくなりそう……。 栞奈の手と自分の手を絡める。 「……ハァ……んっ……」 エロい声出すなよな……。 俺は唇を離し、首筋にキスを落とした。 「そ、奏……」 栞奈は俺の手を少し強く握った。