「栞奈。」
「奏……」
あ、そっか。
コイツメイド服着たまんまだ。
「脱げ。」
「え……っ!!ハァ!?」
「そんなかっこじゃ苦しいだろ。
森田に薬もらってくるから。」
「あ、うん。分かった……」
ま、俺が脱がせてもいいんだけどさ。
薬を受け取り、水と一緒に栞奈の部屋に戻る。
栞奈はゆったりとした部屋着に着替えていた。
「薬飲めるか?」
「うん……」
「なんなら口移しでもいいんだぜ?」
「け、結構です!!!」
薬を飲み終え、
栞奈は布団の中に入った。
「いっつも栞奈に世話してもらってるからな。
今日は俺がご奉仕してやるよ。」
「昨日に引き続きごめんね。
あの……欲しいもの、本当に言って!」
「だから栞奈だってば。」
「冗談はやめてよ。高くなければ買えるし。お菓子とかも作れるよ?」



