「おい、栞奈!」
コイツ、体熱っ
「ご、ごめん。バランス崩しちゃった。」
「お前熱あんだろーが。」
「は、ハ!?ないし!」
「嘘つくんじゃねぇ」
栞奈のおでこに手を当てると、
ひどい熱を持っていた。
「ヘーキだもん……。」
「こっち来い!」
栞奈の手を無理やり引っ張り、
栞奈たちの部屋に向かった。
「奏!仕事するよ!昨日もしてないのに。」
「するな。命令だ。」
「や、やだよ……」
栞奈の部屋に入り、栞奈をベッドに座らせた。
「奏おにいちゃん?どうしたの?」
さくらが心配そうに俺を見上げる。
「コイツ風邪引いてるから。
もう寝かせる。
さくらはまた移るかもだから、今日は別々だ。」
「奏!おおげさにしないで!ヘーキだよ。」
「ポチのくせにご主人様の言うこと聞けねーのか。」



