「それに……
私はもう奏のものでしょ?」
「っ……
まぁ、そうだけど……」
そういうんじゃなくて……
「あ、車見えたよ!」
栞奈は無邪気に俺の手を掴んだ。
「…………。」
調子狂う……。
その後、さくらを乗っけて家に帰り、
俺は部屋のソファーにドカッと座り込んだ。
アイツ、やっぱ今日変だ。
「奏っ、お掃除に来ました。」
早速入り口から顔だけ出して栞奈が現れた。
「栞奈、お前やっぱり……「あ、ヤバ……」
栞奈がそう呟くと、その体はゆっくりと傾き始めた。
「ちょ、栞っ」
慌ててソファーから立ち上がり、
倒れてくる栞奈の体を抱き止めた。



