「両想いになったら普通付き合うだろ。」 「そんなの知らないし……」 「ハァ……ホントばか。」 「ば、バカって……」 こいつのペースに会わせてたらジジィになるっつの。 「行くぞ。」 「そ、奏!」 真っ赤になる栞奈の手を握り、 俺はどうどうと正門をくぐった。 「奏、みんな見てる……」 「見せつけてんの。 言ったろ?お前は俺のだから。」 「うん……」 やっぱり、 今日の栞奈は素直だ。 おかしい……。 その時、俺は栞奈の手が熱いのは 照れてるからだと思っていた。