「キャッ……」 耳をふさぎ、その場でうずくまる。 嫌…… 誰か…… 周りを見回すが今日に限って誰もいない。 とにかく……自分の部屋に戻らないと…… しかし、間髪入れず、また窓の外が光る。 「いやっ……」 耳を強く押さえるが、 "ゴロゴロッ" という音は手を通り抜けて私の耳に響く。 「キャアッ」 こ……怖い。 怖いよ……。 完全に腰抜けちゃったし……。