「おい、何してんだよ。」
振り返ると、不機嫌丸出しで私たちを見る奏がいた。
「私、佐伯くんと話してから帰るから。」
「ハ?」
「七尾。」
佐伯くんが奏に話しかけると、
奏はさらに不機嫌な顔で佐伯くんを睨んだ。
「お前、別に南と付き合ってるわけじゃないんだろ?
なら、関わんな。」
佐伯くーん!
言い方強くないですか!?
「お前に言われたくないんだけど。
お前こそ栞奈に関わんな。」
「その栞奈、って呼び方も、
悪ふざけで南からかうなよ。」
「ハ?呼び方は…「な、七尾くん!
車来てるんでしょ?行きなよ!」
一触即発!
このままにしてたら殴りあいとかになりそうで、
私は奏をその場から遠ざけることにした。



