一緒に住んでるのがバレたら……

もしかしたら

メイドとして働いてるのがバレるかもしれないんだよ?



「違うの!

私は……

私はただ七尾く……奏と付き合ってるだけなの!!!」



私がそう叫ぶと、

教室は静寂に包まれた。




唯一、奏だけが私の隣に来て、

私の肩を掴んで引き寄せた。



「そ。コイツ俺の彼女。」




次の瞬間、私のほっぺたに何かが当たった。


え……



横を見ると、

すぐ近くに奏の整った顔がある。



数秒後


教室にいた女子全員が絶叫した。





ま、まさか!


私のほっぺにキスしたの!!?