「ごめん、なんか何もできなくて…」



帰り道、私は隆と家まで帰っていた。
疲れているはずなのに家まで送ってくれるっていうから



「全然そんなことねぇよ、ゆうかちゃんとしてくれてたしマジ助かってるよ!」


隆はそんなことを言ってくれる
本当に優しい。




「俺は、ゆうかがそばにいるだけでいいんだけどな…」



え?


急なことに驚いていると、後ろから隆が抱きついてきた


「りゅ…う…?」


暗くてあまり隆の顔が見えないけど、近くの街灯で少し見えた時、隆は少し赤くなっているように見えた


「俺、ゆうかのことが好きすぎて独り占めしたくて…もう、我慢ができなくなってくる…」



そう言って、私は隆にキスをされた


私にとっての初めての経験だった
隆の唇の感触が感じて、もっと隆と一緒にいたいと思った。



「いいよ…。独り占めしても、私も隆のこと大好きだから…」