【洋館到着】


 「おー、これか」
 「キャー♡小説に出てきそうなところー♡」
 
 うん…とても小説に出てきそうなところだ。
それにしてもちょっとリアルすぎないか?
ガチで怖いゎ…。

 「…ぁれ?」
 「どーした?愛理紗」
 「ここ…違うところかも」
 『『『えーーーー!?』』』

 待った待った待ったぁーーーー!
 どーゆーことだよ!?

 「でも…涼しそうじゃん。とりあえず
  入っちゃおうよ♪」
 「賛成ー♡♡♡」

 まぁ、暑いからそりゃ涼みたいけどさ、
相変わらず慎史のうてんき過ぎるだろ!

 「そーだね!!じゃ、みんな入ろう!」

 誰か愛理紗を止めてぇーーーーー!

 「愛理紗落ち着けよ。冷静に考えて見ろよ。
  明らかに危なそうだろ?ちょっと待てよ」

 さっすが幹生!冷静だねー!おかげで愛理紗の暴走が止まった!

 「でも、雨降りそうだよ?」

 ぁあー…確かにそうかも。やっぱり龍二はそーゆーところを見てくれてるよねー。

 「うーん…確かに危ないよな。じゃあ入る
  か!」
 『『『えーーーー!?』』』
 「なんでだょ!ガチ目にここ危ないって!
  帰って馬車道でやればいいじゃん!」
 「そ、そーだそーだ」

 海斗と翔平よわすぎでしょ。
 まぁ、ここは私がでますか!

 「まぁまぁ、みんな落ち着いて。天気的にも
  建物に入ってた方が安全だし、帰ると
  時間が中途半端で何もできなくなっちゃう
  から、ここは賛成意見も多いし、いったん
  中に入らない?」
 「俺、その意見賛成」
 「ちーも」

 ぁ、知揶と千聖いたんだ、ってか千聖まだ自分のことちーって呼んでたんだ。かわいいw

 「うん、確かにそのとうりだな。よし、
  みんな入ろう!」
 「えー…」

 結局中に入ることにした。