待ち合わせ場所の学校の最寄り駅に着いた。

周りは浴衣の人でにぎわってて、

もっと奥に大きな飾りのついた商店街の入り口が見えた。


えーっと、先輩は、っと…

「あのーっ! 一人なら一緒に行きませんかっ?」

「私達とにしましょう?」


あー…、

そうだった。探すまでもないんだよね…。

私の目の前には女の子たちのかたまりと、その中心に先輩。


なんか懐かしいな…。

先輩と出会う前に見た光景だ…。


でも、わかってはいても、見ててあんまり

いい気分のするものではないかな。