後輩はキレると怖いものなのです。〈完〉


ぐっ…くぅ…!

「…ちっ。すみませんでした。返して頂ければ嬉しいのですが。」

「ああ。どうぞ。」

「ありがとうございます。」

人質を奪還し、早口カタコトでお礼を言って退散。


…しようと思ったけど、やっぱり…。

「やはりこのまま引き下がるなどできませんっ!」

確かに私はぶさい。

近視用のメガネで目は小さく見えるし、

髪は乱雑に結んでて女子力なんて影も形もない、

スキンケアのスの字も知らないような不細工な人間だけど、

だからって言われっぱなしなんて我慢ならない!